戸建て木造住宅の構造設計について1

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    JUGEMテーマ:仕事のこと
     たまには建築士らしい記事もかかねばということで今回は「戸建て住宅の構造設計について」です。
    建物を建てる場合、工事に着手する前に「確認申請」という手続きが必要であることは多くの方がご存じだと思います。この「確認申請」とは何かというと、建てようとしている建物が建築基準法およびその他関係法令対して、合法かどうか特定行政庁に確認してもらうことです。
    特定行政庁とはざっくりいうと建築主事がいる市町村や都道府県などです。
    その他、民間の審査機関もあります。
    当然、この手続きを踏まなと違法ということになります。
    戸建ての木造住宅においても同じような手続きが必要です。
    確認申請のことはおいといて、ここで一般的な建物の設計の作業内容についてお話しようと思います。
    設計の作業を内容別に分別すると、「意匠」、「構造」、「電気」、「設備」に分かれますが、今回は説明を分かりやすくするためにざっくりと「意匠設計」と「構造設計」に分別します。
    意匠設計」は何もない敷地の状態から、間取等平面的な建物の形や外観を決め、建ぺい率や容積率、道路斜線、北側斜線、採光、排煙などをクリヤーしているかをチェックします。ですから、建築主から、この部屋はこの程度の広さが欲しい、こういう使い勝手にしたい、こういう材料にしたい等の要望を受けたり、設計者のアイディアなども取り入れ、建物の形、仕様が決まります。
    一方「構造設計」は、意匠設計により形が決まったら、この建物が沈下したりすることがないよう、また地震力や風圧力に対して安全な建物になるように、杭は必要ないか、地盤改良は必要ないかなどの判断、また基礎の仕様、柱や梁の仕様、耐震壁の配置等の決定を行います。
    この説明でお分かりだとおもいますが、この両者は建物の設計上、どちらも欠かすことのできないとても重要な作業です。
    また補足すると、ほとんどの中小の設計事務所は「意匠系の設計事務所」と「構造系の設計事務所」が別々になっており、例の耐震偽装で有名な姉○さんのところは「構造系の設計事務所」になります。
    意匠系の事務所で受注した物件の構造設計は意匠系より構造系の事務所に外注する流れになります。
    鉄筋コンクリート造や鉄骨造の建物はほとんど上記の流れで設計されます。
    当然戸建ての木造住宅の設計の際も上記の流れで設計されていると思われるかもしれませんが、実はそうではない場合が多いのです。
    これは最初に説明した「確認申請」の制度の内容にも大きくかかわっています。
    まだ肝心の本題についての記事までたどり着いていませんが、あまり長文なると読んでいただけないので、今日はこのへんで・・・(^.^)/~~~(本業を記事にすると充実感があるなぁ)
    なんて言っといて、以前2台のモニターをパソコンに接続すろとチョー便利の記事も後編を書かずじまい。同じことにならないように気をつけます。<(_ _)>
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